上咽頭がん患者(男性)の体験談(1) 2012.4.6

応募者 Taka

 私は、今年で39歳になるのですが、今まで病気も殆どした事ないし、タバコも全然吸わないのにどうしてこんな病気になったのか不思議でした。強いて言えばストレスが溜まっていたのかも知れません。

 私がこの病気に気がついたのは、99年6月の健康診断でした。少しリンパ線が腫れていたので先生に診てもらうと、先生の顔つきが変わりすぐ精密検査を受ける様に言われました。その後、その病院の耳鼻咽喉科に行き結果は、悪性腫瘍()でした。しかし、その先生は、癌告知の仕方を全く分かっておらず他の患者さんが大勢いる前で簡単に「あなたは癌だ。もって3ヶ月」とかいろいろ言われました。

 今考えると腹が立って仕方ありません。いくら有名な総合病院[梅田にある]でも駄目な医者は駄目ですね。 当然病院は、変わりました。

 次に行った病院は大阪の南の方にある某大学病院でした。ここでは9月から1ヶ月ほど検査入院をしていました。検査結果は、またもや悪性腫瘍()でした。しかも病気は、進行しているとの事でした。ここの先生も自分には、合わず病院を出て行きました。

 次に行った病院は、枚方の方にある総合病院です。この先生はすばらしい先生で患者の立場にたって物事を考えてくれました。結果、放射線治療だけでも受けておく様にと言われました。しかし、この先生は、呼吸器外科が専門の為、またもや違う病院に行くはめに・・・

 最後に行った病院は大阪の泉北の方にある総合病院に行きました。ここの病院は、さきほど出てきた某大学病院系列の為、私みたいな患者は、受け取ってくれ無いと思っていたのですが、ここの耳鼻咽喉科の先生が、「今すぐ来なさい」と言ってくださいました。

 ここの先生もすばらしい先生で私の話もきちんと聞いてくれて、それに対しての答えもきちんとしてました。そして、この先生なら命をあずけられると思い、12月より入院する事にしました。先生と相談した結果、抗癌剤治療も普通の人の4分の1の量を1サイクル受ける事にしました。

 私は、入院する前にすでに放射線治療を開始していたのですが、たった1回で腫瘍じたいが小さくなっていました。これには、放射線の先生も耳鼻科の先生も驚いていました。抗癌剤治療にしても量が少ないのに効き目が普通の人の倍ほどあると言う事でした。副作用にしてもほとんどなく先生も首をかしげてばかりでした。そして、何と1ヶ月半後には、完全に癌細胞は無くなりました。普通は手術をしなければいけないそうですが、その必要もありませんでした。こうして、2000年2月1日無事退院する事ができました。今、現在癌と闘ってる方、又家族の方にアドバイスをさせていただくとすると、たとえ医者が末期癌で余命何年と言ったとしても悲観的になる必要は、無いのです。そんな事を言う医者は、やめて転院する事をお勧めします。

 今の時代は、患者が医者を選ぶ時代だと思います。たとえ入院していたとしてもその医者が気に入らなければ出て行く勇気も必要だという事です。病気を治すのは、医者ではなく自分なのです。患者自身も自分の病気を勉強しなくては、いけないと思います。

 そして、入院中のアドバイスとしては、決して自分の殻にとじこもらないと言う事です。入院中は、何かといやな事を考えがちですが、楽しい事やうれしい事ばかり考え、他の患者さん達と楽しく話をした方が、いいと思います。入院は旅行で泊まりに来ている感覚でいいと思います。